羽島市に新設される次期ごみ処理施設の稼働時期や施設の詳細について

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おはようございます。羽島市議会議員のかわさき周平です。
今回は、2023年8月20日に実施された【ごみ処理施設整備・運営事業説明会】にお邪魔させていただきました。

岐阜県羽島市に新設される次期ごみ処理施設の稼働時期や運営方法、施設概要などを確認してまいりました。

羽島市の知ってもらえればと思い記事にさせていただきましたので参考になれば幸いです。

今回の記事内容
・次期ごみ処理施設の稼働時期について
・施設で何か遊べるところはあるの?というご質問にお答えします

稼働時期について

ごみ処理施設を新設される。という話しは聞いているが、なかなか工事も始まらないな。
そんな意見も良く聞きます。

これらについて今回は改めて説明させていただきます。
ちなみに、ごみ処理施設の稼働時期は令和9年4月1日を予定しております。

スケジュールについて

次期ごみ処理施設については岐阜羽島衛生組合が事業主となり既に日立造船株式会社を代表企業として契約済の案件になります。

こちらについて、事業のスケジュールはこちらの通りとなっております。

事 業 期 間: 2023 年 3 月~2027 年 3 月末(設計・建設期間 )
運 営 期 間: 2027 年 4 月~2047 年 3 月末

2027年3月末までに工事を終えて、同年4月1日から稼働が開始されるようですね。

設備運営事業者について

本件の施設における整備・運営事業者は下記の通りとなります。

● 設計・建設
代表企業:日立造船(株)
構成員等:(株)フジタ、(株)市川工務店、日東工業(株)

● 運営・維持管理
特別目的会社:岐阜羽島環境テクノロジー(株) (20年間)
構 成 員 等:日立造船(株)、Hitz環境サービス(株)、(株)高島衛生、(株)技研サービス、
三重中央開発(株)、中部リサイクル(株)

近隣住民が利用できる施設について

ごみ処理施設ができると、併設して入浴施設ができることありますよね。
これは、ゴミを処理した際の熱を利用しお湯を沸かしてお風呂の水として利用することがあります。
(ゴミ焼却にて発生した熱源は回収し、エネルギーは電気・温水に変換し、外部へ売電するとともに地域貢献施設にも供給されるとのことです)

このように施設に付属して近隣住民の方が利用できる施設がどのようになっているのかも確認致しましたのでどうぞ。

開館日時

開館日時(予定):9:00~21:00
休館日(予定) :月曜日、年末年始

付属施設の詳細

本件の施設における付属施設の内容は下記の通りとなります。

多目的会議室、入浴施設、調理室、キッズルーム、授乳室、トレーニング室、見学室(一部工場棟内)、多目的広場(小学生サッカーフィールド程度)

入浴施設は確定ではありませんが、サウナ施設も設置されるようです。
蛇口は男女それぞれ8カランとのことなので、規模のイメージとしてご理解ください。

入浴施設やトレーニング室などが完備されるようです。楽しみですね。

ごみ処理施設について

設備の詳細

【工場棟】
施設規模:130t / 日(65t × 2炉)24時間稼働
ごみ処理方式:ストーカ式焼却炉
エネルギー回収:発電・場内給湯
建物・煙突:地上5階(高さ約32m)
煙突高さ約59m

焼却方式のストーカ式焼却炉とは、可動する火格子(ごみを撹拌、搬送する役割を持つ格子状 の装置) を並べたストーカと呼ばれる燃焼装置の上にごみを投入し、焼却を行う方式です。

公害防止に関する基準値

項 目法 規 制 値自 主 規 制 値
ば い じ ん0.08g / m3 N以下0.01g / m3 N以下
硫 黄 酸 化 物K値=11.5(約2,000ppm以下)K値≒0.12かつ20ppm以下
塩 化 水 素430ppm以下40ppm以下
窒 素 酸 化 物250ppm以下30ppm以下
ダ イ オ キ シ ン 類1ng-TEQ /m3 N以下0.01ng-TEQ /m3 N以下
水 銀30μg /m3 N以下30μg /m3 N以下

ごみ処理施設の運営方針

(1)自然環境と周辺地域との共生を目指す施設
・法規制値よりも厳しい自主規制値(排ガス等)を設定した運営によって、確実に公害防止基準を厳守
・ごみピット内の空気を焼却炉へ吸い込んで燃焼用空気として利用することで臭気漏洩を防止

(2)資源循環型社会の構築を目指す施設
・ごみ焼却発電による電力会社等への売電や焼却灰の再資源化(土木資材等に再利用)
省エネルギー機器の積極的な採用と自然エネルギーの活用により、消費電力及びCO2排出量を削減

(3)エネルギーの有効利用を目指す施設
高効率発電設備の採用により、ごみエネルギーを最大限に回収
回収したエネルギーは電気・温水に変換し、外部へ売電するとともに地域貢献施設にも供給

(4)安全・安心、経済性に優れた施設
・2階にごみ搬入口を設置、1階に防水建具を使用し最大浸水深さ4.3mに対応する浸水対策を実施
・耐久性に配慮した設備を採用し、従来品よりも少ない頻度での補修と更新で安定稼働
・災害時の一時避難所として約290名の避難者の受け入れが可能

(5)地域に根付く貢献施設
地元企業や地元雇用の採用を含め地域住民と良好な関係を築き親しみやすい施設を運営
・施設利用を促進するイベント風呂(ゆず湯等)、料理教室、サッカー教室などのイベントを開催
・ごみ処理の流れや循環型社会について楽しみながら学べる体験型展示を中心とした見学施設

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