神奈川県秦野市にて狭あい道路の整備や行政の関わり方について視察

想い

当サイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

おはようございます。
羽島市議会議員の河崎です。

今回は2023/11/2に私が所属する産業建設委員会にて実施いたしました行政視察の報告をさせていただきます。
視察させていただいた内容は羽島市の今後に役立つものでございましたので今後の活動に役立てていきたいと思います。

行政視察の概要

神奈川県秦野市にて狭あい道路の整備や行政の関わり方について視察させていただきました。

狭あい道路の整備について秦野市として市道幅員計画を作成し計画的に実施している。こちらの施策について地域住民の方の理解をいただきながらの運営についてお話しいただく。

視察先:神奈川県秦野市
視察日時:2023/11/1
面積:103.76平方キロメートル
人口:161,278人
市道幅員計画を作成し、昭和60年より狭あい道路の整備について対応している先進都市になります。

質疑応答

神奈川県秦野市にて狭あい道路の整備や行政の関わり方について質疑させていただきました。

地権者個人の責任と行政の関わり合いについて

施主の負担を軽減しセットバックが完遂されるよう推進。そのために補助金や電柱移設について一部補助を実施している。

用地買収について

実際の坪単価と比較し大幅に安価となっている。こちらについては実勢価格の15%程度となる。

こちらについて建築基準法に伴い道路の拡幅をする事業となり義務であることから、行政として市民のお役に立てるよう対応をしているとのこと。

ただし、隅切用地等2mを超える場合は実勢価格90%程度にて対応している
※近隣市町においては購入では無く、寄付にて対応している場合もあり

住民に対しわかりやすい周知、工夫はどのようにされているか

道路整備課にて実際にパンフレットを用い説明をしている。

市内で営業している土地家屋調査士16名と委託契約をし測量業務を執行することにより地域に密着した事業推進が図られている。

財源確保について、国や剣の補助金を使用されているのか

社会資本整備総合交付金の交付を国よりしていただいている。
県においても神奈川県狭隘道路整備計画を受けている。

今回の視察を受け考えること

狭隘道路の確認と、建築基準法にあわせ、道路幅が4m確保されるようセットバックをする必要性について関係者への周知徹底が必要。

現状把握において、どの程度対応道路が発生するのかをまずは掴むところから進めるべきかと思います。

狭隘道路を改善する必要性について秦野市では下記のように目的を明確化しております。

【狭隘道路の問題点について】
・日常生活において歩行等に危険な状態である
・日常生活に不可欠な日照・通風を妨げている
・災害時に消防自動車等の緊急車両の進入が困難である
・災害時に避難道路として十分な機能を発揮できない
・下水道等の公共整備が出来ない

問題点を理解・納得いただき前向きに住民の皆さまに検討いただく風土を作ることが必要になるかと思います。

必要であれば条例を作成するなど推進力を確保する方策を検討するところから始めていければと思います。

まずは狭隘道路として認定される個所の把握をし、個別案件として検討が必要になるかと思います。
秦野市においてもS60年から計画を立て実施しているが現状においても進捗率は55%程度とのこと。

時間をかけ愚直に対応することが必要になる案件のため時間をかけて一つ一つ丁寧に対応していければと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました