こんにちは、岐阜羽島.comです。
今回は、羽島商工会議所が主催の第四回新商品&新サービス等合同記者発表に潜入させていただきました。
1回の記事に収まりきらなかったので2部構成にてお届けさせていただきます。
前回の記事はコチラになります。
各企業様の素敵なビジネスモデルや商品など、そこには大変興味深く、そして未来を感じるモノが沢山ありました。
素晴らしい発表の数々、一緒に感動しましょう。
✅合同記者発表会の参加企業・法人一覧
・株式会社 愛幸
・おうちDELI
・Pancake Sand フクロウ
・工房 楔
~今回はここから。前回の記事はコチラから~
・FIKA FARM 株式会社
・NPO法人 羽島の未来を築く会
・株式会社 SY
・株式会社 Cherie
FIKA FARM 株式会社
岐阜羽島で令和4年度から訪問看護ステーションの事業を開始したFIKA FARM株式会社さん。
こちらの会社のプレスリリースは【明日はもっと、自分らしく:訪問美容FIKA】とのことです。
訪問美容とはいったい何なのか、またこの事業を始めたきっかけについてもお話しいただきました。
訪問看護事業から、また更に一歩踏み出した大田社長の意気込みを追いかけたいと思います。
FIKA FARM株式会社とは
理学療法士として現在、羽島市で訪問看護ステーションを運営する大田社長。
現在はスタッフ3名とともに、羽島市の介護ケアを担っています。
社名にもあるFIKAとはスウェーデンのコーヒータイム文化で家族や友人、仕事仲間とのコミュニケーションをとる大事な時間を指すそうです。
このFIKAは会社の理念でもあり、ワークライフバランスを充実させ従業員満足度(ES)を向上させることで、顧客へより良いサービスを提供することを目標とされています。
働きやすい環境で看護・介護を充実させる。大田社長の優しさを感じる理念を感じられますね。
以前に「羽島市の凄い人」ということでインタビューもさせていただいておりますので、訪問看護とそして大田社長の人柄についてはこちらの記事もご参考いただければと思います。
訪問美容 への挑戦
従業員満足(ES)が顧客満足(CS)につながるとの理念で社員の働きやすさを考えた環境を整えている大田社長。
そんなFIKAの次なる一手は「訪問美容」とのことです。
訪問美容と言っても美容関係の商品を訪問販売するのではありません。
こちらは身体やこころに問題がある障碍者と身体の不自由な高齢者の方を対象に訪問美容をされているとのことです。
今回の合同記者発表の中で大田社長はこのようなことをお話しされていました。
「美容は障碍者や高齢者と縁のないものだと先入観がありました。しかし、改めて同じ人間で綺麗になりたい、きちんとしていないと恥ずかしいと思う気持ちは一緒なのだと痛感しました。その思いを実現化するために現在の訪問看護ステーションのオプションとして訪問美容FIKAを開始します」
訪問看護をすることで利用者のニーズ、声なき声を聞くこと。
そこには「いつまでも綺麗でいたい」という思いがあり、そこに耳を傾けて少しでもお役に立てればとこのサービスを始めたそうです。
従業員満足が高いからこそ新しいコトにチャレンジできる。
良いサイクルが利用者の満足につながる素晴らしい仕組みができ始めていますね。
全ての人が幸せを享受できる街つくりへ
訪問看護ステーションを運営し、そして新たに訪問美容を開始するFIKA FARM株式の大田社長。
訪問美容については当面は訪問看護の契約をされている方を中心に運営されるとのことです。
訪問看護ステーションを起業された時にインタビューしたところ「羽島市から医療ネットワークの網から漏れてしまう人を無くしたい」とおっしゃられていた大田社長。
今回の新規事業では、美容で心のケアをされるのだと思います。
そして、羽島市民の全ての人を笑顔にできる会社になっていくのだなと思いますね。
常に羽島市民の幸せを考えながら、新規事業も開拓する向上心溢れる大田社長。
訪問美容FIKAについて気になる方は是非下記公式HPよりご確認ください。
NPO法人 羽島の未来を築く会
岐阜羽島にて平成21年度から街づくり活動を行っている特定非営利活動法人「羽島の未来を築く会」の舛本代表。
今回のプレスリリースは【竹鼻別院のフジ花ドレッシング】とのことです。
美濃竹鼻ふじまつりや竹鼻まつり、岐阜羽島駅前フェス等の行事に市民の立場からボランティアにて参加しているコチラの団体。
そんな舛本代表が新たに始めた【竹鼻別院のフジ花ドレッシング】についてご紹介させていただきます。
4年ぶりの美濃竹鼻まつりを祝う商品作り
新型コロナウイルスの影響で中止が続いている羽島市のお祭り。
そんな中、来年4年ぶりの開催となる「美濃竹鼻まつり」を祝するため今回の新商品を作り始めました。
サイクリングと地産地消(食)をテーマにした施設「BLOCK47」と「竹鼻別院のフジを見守る会」がコラボレーションしてできた本商品は「竹鼻別院のフジ花ドレッシング」になります。
コロナ禍で全ての行事が中止を余儀なくされ、新しいウィズコロナの街づくりを模索する中、「各種団体との絆」を活かし生み出されたこのドレッシング。
美味しいさ以上の価値がそこにはありました。
羽島市を明るい豊かな住みやすい街にするために
羽島の未来を築く会は「羽島市を明るい豊かな住みやすい街に」するために、地域理念とビジョンを持ち羽島の在り方を模索、街づくりの推進に関する事業を行い、活力ある地域づくりに寄与することを目的とされているそうです。
今回の合同記者発表の中で桝本代表はこのようなお話しをされていました。
「令和2年度から緊急事態宣言下でふじまつりも中止。3年、4年度は個人での鑑賞のみOK。それでも守る会によりフジの手入れは継続されてきました。
令和5年度こそはふじまつりが開催することを願いこのドレッシングを開発。そして来場されたお客様へおもてなしをしたいと考えています。」
新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされたお祭り。
それでも文化の継続と、お客様のために何かしたいという強い思いが新商品の開発に繋がったんですね。
フジ花の保全活動と地域連携で羽島の未来を築く
フジ花の保全活動と地域連携で羽島の未来を築く舛本代表。
保全活動はフジの生育を良くするためにフジの花の「間引き」が必要となり、その間引いた花のエキスを抽出しドレッシングの元を生成しているそうです。
凄い大変な作業に見えますが、それでも羽島の文化と、何より喜んでくれる人のためにと頑張る姿には感動を覚えますね。
今回ご紹介した「竹鼻別院のフジ花ドレッシング」については商品化はもう少し先のようです。
いつか発売されるその日まで、是非とも楽しみにお待ちくださいね。
株式会社 SY
岐阜羽島で平成24年度から繁殖用PP水槽の開発・施工・販売、及びプラスチック自動車部品の開発・製造をされている株式会社SYさん。
こちらの会社のプレスリリースは【明日を元気にする藻「アスモ」】とのことです。
何故、岐阜羽島で「藻」のビジネスを始めたのか。この商品にはどのような思いが詰まっているのか。
北代社長のお話しを聞いてみたいと思います。
岐阜羽島から世界の食料問題を解決する提案
皆さんご存じでしょうか。
現在の日本の食料自給率は37%と、実に63%は海外からの輸入に頼っている状況になります。※1
そして、2030年にはタンパク質が不足し、2050年に食料自体が枯渇するという問題が世界では懸念されています。
そんな世界的な問題である食糧危機。この問題を解決すべく立ち上がった会社があります。
それが、この羽島市に本社を構える株式会社SYになります。
そして、食料危機を解決する方法。それがスーパーフードでもあるスピルリナという「藻」になります
以前に「羽島市の凄い人」ということでインタビューもさせていただいておりますので、北代社長の人柄についてはこちらの記事もご参考いただければと思います。
※1 カロリーベースにて換算
スーパーフードの王様 スピルリナの製造・販売へ
世界の食料問題を解決するためにスーパーフードであるスピルリナの製造・販売を始めた株式会社SYの北代社長。
この生産についてはこのようなお話しをされていました。
「羽島市でスピルリナを生産することで農家や自治体の方と協力して地方を活性化させて、国内の食料自給率を上げるとともに、地方創生や食料問題を解決を目指していきたいです」
食料問題を解決すべく生産を始めたスピルリナは羽島市にて生産を開始しております。
生産については今後、遊休農地を活用しビニールハウスでの栽培を検討しており、これが実際に動き始めれば農業就業人口の減少の対策、そして地方創生に繋がります。
企業として利益を上げることは勿論ですが、世界的な食料問題へのアプローチ。
そして羽島市の雇用と遊休農地の活用。
株式会社SYの理念でもある三方良しの経営方針は素晴らしいモノがありますね。
アスモという名称で販売を開始しました
スーパーフードの王様とも言われるスピルリナですが、岐阜羽島で生産される本商品は「アスモ」という名前で販売されます。
これは「明日を元気にする藻」という思いを込めてアスモという名前にされたそうです。
このアスモですが、60種類の栄養素を含み、タンパク質量は100g中約70gと豊富な栄養を有しています。
「今の食欲は未来への準備」はおうちDELIの仲井代表のお話しでしたが、「食」は未来の「健康」に繋がります。
おうちDELIの優しいお惣菜、そしてアスモの栄養で健康な未来を手に入れましょう。
岐阜羽島のこれから特産品になるであろうアスモ。
気になる方は下記リンクより公式サイトへ訪問ください。
株式会社 Cherie
岐阜羽島で令和3年に設立された株式会社Cherieの大野社長。
こちらの会社のプレスリリースは【島原百年生姜「初恋ほのか」9/28新発売】とのことです。
自然食バイヤーとして全国にある無添加で美味しい食材を提案している株式会社Cherie。
大野社長の思いも一緒にお話しお聞かせいただきました。
美と健康が選考基準となる「ひとみSelection」
前職での食品会社勤務での経験、知識を活かしてバイヤーをされている大野社長。
そんな大野社長のお眼鏡にかなった商品は「ひとみSelection」として販売されています。
「ひとみSelection」として選ばれる基準は
- 自然な環境で育ったオーガニック野菜であること
- 無添加で美と健康につながる効能が期待できる食材
- 美味しくて、もう一度買いたいと思える商品であること
この3点を満たしているモノを厳選し商品として販売されているとのことです。
今回は厳しい基準をクリアした「島原百年生姜」をご紹介いただきました。
世に出回っていない素晴らしい健康食材を全国へ
「自然食で美と健康を」をビジョンとして掲げられている大野社長。
そのビジョンの元、全国各地の地域野菜を使った健康食材をセレクトし提供されています。
今回の合同記者発表の大野社長はこのようなお話しをされていました。
「自然食バイヤーとして無添加で美味しくこだわりがあるが、まだ全国にはあまり知られていない地方の食材を皆さんにお届けしたいと思い活動しております」
美味しく、そしてこだわりをもって作られた商品だが世に出回っていないことってありますよね。
そんな素敵な商品・食材を探して提案してくれる「ひとみSelection」、楽しみで仕方無いですね。
九州から東海地方へ。「初恋ほのか」は如何でしょうか
まだ世に知られていない最高の食材を探し出す「ひとみSelection」。
今回のご提案は九州だけで販売されていた「初恋ほのか」になります。
この商品は大野社長が偶然、たまたま食べられた生姜があまりにも美味しかったのがきっかけだったそうです。
調べたところ無添加で食材と食感にこだわり、美味しくて身体にも優しいことが分かり、製造者に直接アプローチをして取り扱いを始めれるようになったとのことです。
大野社長が感動し「ひとみSelection」入りを果たした「初恋ほのか」
東海地方での販売は9/28からとのこと。楽しみに待ちましょうね。
コメント